【真偽値】スクラッチで「true」と「false」の学習

ブロックの応用テクニック
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Scratch星人
Scratch星人

難しそうなタイトルでスタートしました。

「真偽値」「true」「false」など、もしかすると「初めて聞く言葉だ」という人もいるかもしれません。

でも安心してください。

この記事を読み終える頃には、それらの意味を理解できているはずですので、楽しく学習していきましょう。

真偽値とは

true
false

2つの画像を見比べてみてください。
初めの画像は「true」と表示され、もう片方は「false」と表示されています。

実際に作ってみましょう。
演算ブロックの「=」のあたりをクリックすると、文字が表示されます。

これが真偽値と呼ばれるものです。
要点を整理してみましょう。

  • 変数(数字)には「1」が格納されている
  • 数字 = 1 -> 正しい:true
  • 数字 = 0 -> 正しくない:false

「数字 = 1」や「数字 = 0」のブロックは、「もし〜なら」のブロックで使用される「条件」を表しています。

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その条件が正しければ「true」となり、正しくなければ「false」となります。
(条件の判定結果のようなものです)

覚え方は自分が分かりやすければ自由です。
(以下は覚え方の例です)

  • true:はい、Yes、マル、ON、そうだよ・・・など
  • false:いいえ、No、バツ、OFF、違うよ・・・など

プログラミングでは「true」と「false」という英語が使われ、これらのことを「真偽値」と呼びます。

余裕があれば、「Boolean(ぶーりあん)」や「bool値(ぶーるち)」という言葉で表現されるものだということも覚えておきましょう。
(将来、本格的なプログラミングに触れる際に役立ちます)

真偽値の重要性

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プログラミングをする上で、真偽値はとても重要ですし、必ず使う知識(考え方)と言えると思います。

先ほども説明したように、「もし〜なら」のブロックのように、条件によって結果を変えたい場合などに使われます。

しかし、良くも悪くもスクラッチでは、あまり真偽値を意識しなくても、コードが作れる優しくて便利な仕様になっています。

例えば、上の画像のようなコードを作ることで、スペースキーを押してコスチュームを変化させることが簡単に実装出来てしまいます。

これをあえて、真偽値を使ったコードに作り変えてみます。

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スイッチという変数を作り、ON(ture)とOFF(false)によって、コスチュームを変化させています。

スプライトの現在の状態を変数で管理する考え方は、複雑なゲームを作る際などには、かなり使えるテクニックだと思います。

真偽値を使った「かくれんぼゲーム」

このゲームは、cを押すことで、ネコが2通りの行動をしてくれます。

  • 見えている場合は隠れる
  • 隠れている場合は出てくる

「見えている」「隠れている」というそれぞれの状態を、真偽値を使って判定しています。

まとめ

ここまで、真偽値について解説してきましたが、「必ず使うのは分かったけど、スクラッチでは必要ないんじゃない?」と思った人もいるかもしれません。

先ほど書いたように、スクラッチでは良くも悪くも真偽値を意識しなくてもコードが作れてしまいます。

しかし、以下のような場合はどうでしょう?

  • ステージ1〜5までのゲームを作成
  • 途中からゲームを再開するセーブ機能を作りたい

一般的なのは、ステージ1〜5それぞれのクリア状況を真偽値で管理する方法だと思います。

  • ステージ1〜2(クリア済み):true
  • ステージ3〜5(未クリア):false

次回、ステージ3からスタートできる

じゃあ、実際に今後どのようにしてコードを作成していけば良いかですが、今まで意識しなくて良かった部分を意識するように心がけてみてください。

そうすることで、真偽値のことだけでなく、プログラミングに対する理解が格段に上がると思います。

たくさん使って慣れていきましょう(๑╹ω╹๑ )

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