スクラッチには位置を表す「x座標」と「y座標」が登場します。
少しステップアップすると「x < 100」や「y = 50」のように、座標と等号・不等号、さらに数字を組み合わせた呪文のようなコードを覚えることになり、その部分でつまづいてしまう人が多い印象です、、。
自転車の乗り方などと一緒で、一度コツを掴んでしまえば「な〜んだ!」と理解できるのですが、プログラミング独特の考え方をするため難しく感じてしまいます。
前置きが長くなりましたが、今回、そんな悩みを解決する便利ツールを作りました。
座標と等号・不等号の関係について解説した後に紹介しますので、最後まで読んでみてください。
小学校で習う「等号」と「不等号」
まず、不等号に関しては小学3年生で習うようです。
上の画像のように、右と左の数の大きさを比べて不等号を書く問題が一般的です。
答えは732の方が大きいため「387 < 732」が正解となります。
等号に関しては小学1年生の足し算で習うことになります。
「1 + 1 =」(1たす1は?)という問題の場合「2」が正解になります。
プログラミングで使用する「等号」と「不等号」
演算ブロックの中にある3つが「等号」と「不等号」のブロックになります。
使い方の特徴としては、制御ブロックにはめ込んで使用します。
上の場合は「もし」と「なら」の間に入れることになります。
この「当てはまっていれば」と「当てはまっていなければ」という考え方が、スクラッチの座標と等号・不等号の関係を難しく感じされる要因のひとつかもしれません・・。
座標の条件を視覚的に見てみよう
さて問題です。
上の質問にはどう答えますか?
正解は、こちらです。
どうでしょうか?
「x=0はど真ん中だよ!」と答えたあなたは、ハズレではないけど、正解ではありません。
上の画像のオレンジの線全てが「x=0」です。
それでは、もう一問いってみまよう。
正解はこちらの青く塗られた部分全てです。
少し解説をします。
「x < 0」とは、「xが0より小さい部分全て」を指します。
(ちなみにx=0は含まれないので覚えておきましょう)
なので、「x=-50, y=80」も「x=-1, y=-100」も、「x < 0」なのです。
ツールをご紹介
旗を押してからスペースキーで問題が出題されるので、エリアを予想してみてください。
プロジェクトの中身を見る場合は、こちらからどうぞ!
まとめ
スクラッチで使用する、座標と等号・不等号について解説しました。
学校の授業で習ったこととは、頭の使い方が少し違い、混乱してしまいますが、プログラミングにおいて、条件やそれが当てはまっている(true)か、当てはまっていない(false)かという考え方はとても大切です。
ツールを使用して視覚的に学習を繰り返すことで、徐々に身についていくと思いますので、頑張ってみてください♪( ´θ`)ノ
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