スクラッチで「コスチュームを描いて作ることができる」というのはみなさん、知っていると思います。
しかし、なめらかな線を描こうとしても曲がったり、形を作ろうとしても丸や四角のツールしかないので、自分が思った通りのコスチュームを描くことができないという経験はありませんか?
この記事では、そんな悩みを解消する「形を変える」ツールについて、詳しく解説をしながら紹介します。
読み終わる頃には、お絵描き名人になっているはずです!
「形を変える」ツールとは?
消しゴムツールの上にある、矢印の上でバンザイしているようなアイコンが「形を変える」ツールです。
少し難しい言い方をすると、作成した形に頂点を追加して変形することが出来るツールです。
頂点を追加してみよう
実際にやってみましょう。
形を変えるツールを使って、正方形の頂点と頂点の間の辺をクリックしてみてください。
すると、新しく点が追加されると思います。
その点を動かしてみましょう。
その時、しっかり頂点を選択しないと、新たに点が追加されてしまうので注意してください。
以下のように、元々の頂点を動かすこともできます。
たくさんの頂点を追加して、変形させることも可能です。
頂点を削除してみよう
今度は追加した頂点を削除して、形を作ってみます。
まずは、上の画像のように長方形を描き、4つの頂点から少し距離を置いた場所に、各頂点2つずつの点を、合計8つ作成してみてください。
次に元からある4つの頂点を選択して削除、という作業を4回繰り返してください。
すると、どうでしょう?
角丸の形を作成することが出来ました。
これは、四角形ツールや円ツールをそのまま使っただけでは、作成できない形です。
ハンドルを操作しよう
上の画像のように、追加した頂点には左右に棒のようなものが現れます。
これは「ハンドル」と呼ばれるもので、動かすことで、曲線部分の形を変えることが出来るものです。
しかし、ハンドルの操作は少しクセがあるので、慣れる必要があります。
ハンドルを折る
ハンドルの初期状態は直線です。
動かすとハンドル全体が動き、よく分からない形に変形してしまいます。
そこで「ハンドルを折る」という作業が必要になります。
折ることで、上の画像のようにVの字になるので、変形が思い通りになります。
一度折ることが出来たら、あとはaltキーを押さなくても左右のハンドルが独立して動くようになります。
難しい形に挑戦してみよう
上の画像のようにキレイなハートを作ることができれば、ハンドル操作の基本を理解したと言ってもいいと思います。
トランプのマーク
ハートだけでなく、他のマークも作成してみると、いい練習になると思います。
モンゴル帝国の国旗
ここまで複雑なものを作れるようになれば、あなたはハンドルマスターです。
描けないものはない!と自信を持ってもいいかもしれません。
まとめ
「形を変える」ツールの使い方を紹介しました。
ハンドルの操作というのは、お仕事でも使う「イラストレーター」というツールでも行う操作のひとつです。
イラストレーターは、その名の通り、イラストを作成したり、ロゴを作成したりする高機能なツールです。
将来、グラフィック系の仕事を目指したいという人は、スクラッチでハンドルに慣れておくと、他の人に差をつけられるかもしれません。
スクラッチで思い通りの絵を描いて、コスチュームを作成できるようになれば、楽しさ倍増だと思いますよΣ੧(❛□❛✿)
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