
質問です!
「自分が作ったコードブロックがごちゃごちゃで何をどう直したらいいか訳が分からなくなった」という経験はありませんか?
この記事では、具体例と解決法を解説していきますので、「ある・・・」という人は、記事を読んで作品のヒントにしてみてください。
無駄なコード7選
繰り返し処理を手動で書いている

左が無駄なコードで、右が最適なコードですね。
上のような簡単な処理の場合は、ほとんどの人が「繰り返すブロック」を正しく使っていると思いますが、変数が絡むような複雑な処理になると、繰り返しを使う難易度が上がる場合があります。
落ち着いて整理しながら、最適なコードを目指しましょう。
変数の使い方が不適切

左のコードは、無駄に変数が多いです。
得点を表示するだけの使い方であれば、右のコードのように「スコア」というひとつの変数で管理する方がスッキリします。
ただし、スコア1〜スコア3それぞれに意味があり、別のところで使用することもあるかもしれませんので、その場合は左が無駄とは言い切れません。
変数の数を必要最低限にすることは、分かりやすさに直結しますので、ぜひ心掛けてみてください。
コメントを活用していない
コードが長くなるほど、コメントは大切になります。
PythonやJavaScriptといった本格的なプログラミング言語でコードを書く際にも、コメントは必ずと言っていいほど書きますので、今のうちからクセをつけておきましょう。
使っていないブロックや同じブロックが残っている

上の画像はおおげさな例ですが、使っていないブロックが残っているというのは、よくあることです。
こまめに「きれいにする」を実行して、作業することをおすすめします。
それによって、同じブロックにも気づきやすくなるはずです。
スプライトごとに似た処理をコピーしている
「これ」と言った説明は難しいのですが、複数のスプライトが似たような処理になっている場合は、クローンを使うことですっきりすることがあります。
にゃんこ大戦争のように、味方や敵が複数登場しては消えていくようなゲームを全て別のスプライトで作成していたらキリがありません。
イベントブロック(送る)を多用している

上のコードは「送る」と「受け取ったとき」のブロックを使用して、三択クイズを作成した例です。
「送る」と「受け取ったとき」は、直感的に意味が分かり、初心者の人でも利用しやすい特徴がありますが、必ずしも万能なブロックというわけではないので、注意が必要です。
クイズの問題数が増えるほど、同じようなブロックが増えていき、最終的には、よく分からない作品になりがちです。
解決策の例としては、次の項目で説明します。
三択クイズ(送る)を見たい人は、こちらをクリックしてください。
スクラッチのプロジェクトが開きます。
リストを活用しきれていない

リストは、とても便利なのですが「難しくてよく分からない」という理由で使っていない人が多いような気がします。
先ほどの、送るを使用して作成した三択クイズを、リストを使う仕様にしたものがこちらです。
詳しい説明は省略しますが、問題を増やしたいときは、リストの項目に追加していくだけなので、とても分かりやすい作品になっています。
リストを上手に使うためには、練習が必要です。
ぜひ下の練習問題に挑戦してみてください!
- 初級:リストに1から5までの数字を格納し、それぞれの数字を順番に表示するプログラムを作成してください。
- 中級:リストに10個の整数を格納し、その中で最大値を見つけるプログラムを作成してください。
- 上級:リストに数値を格納し、その中で偶数だけを取り出して新しいリストを作成するプログラムを作成してください。
まとめ
無駄なコード7選をまとめてみました。
記事の内容と全く同じように当てはまらない場合でも、どこかにコードを良くするヒントがあると思いますので、自分の作品をじっくり見つめ直してみてください。
どう直したらいいか、訳が分からなくなってしまうと、やる気も半減してしまいます。
そうなる前に、常に「分かりやすく」「シンプルなコード」になるよう気をつけることを心掛けてみてください♪( ´▽`)
コメント