【スクラッチ】キャラに「パワーアップ」と「パワーダウン」を設定する方法

ブロックの応用テクニック
Scratch星人
Scratch星人

スーパーマ◯オなどの有名ゲームでは、「キノコを取るとパワーアップ」したり、「スターを取ると無敵」になったりします。

キャラクターにそのような設定をすることはスクラッチではそこまで難しくありません。

この記事では、イベントに応じたステータスアップやダウンの方法の基礎を解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

今回作成するミニゲーム

ここでは、ステータス変化の基礎をマスターするために簡単なゲームを作成していきます。

ゲームの内容は以下の通りです。

  • ネコがイヌにぶつかってダメージを与える
  • ネコのステータスは「強い」「普通」「弱い」の3パターン
  • ステータスによってイヌに与えるダメージ量が変わる

ネコのコードを設定

まずネコの動きを設定します。

「もし」の中身はイヌに触れた時の動きですが、このように設定することでその場で戦っているような動きが表現できるので、おすすめです。

次はネコのステータスを変数で設定していきます。

変数が「0」の時が普通の状態で「コスチューム1」も普通の状態です。

変数が「1」の時はパワーアップの状態で「コスチューム2」はこのようにしてみました。

最後に、変数が「2」の時はパワーダウン状態とし「コスチューム3」はこのようにします。

イヌのコードを設定

ネコの時にも設定した「その場で戦っているような動き」のコードを繰り返し設定すると、コードが長くなって見づらくなるので、ブロック定義にまとめてしまいます。

次にメインとなるダメージ部分のコードを設定します。

ここまで、サクサクッとコードだけを紹介してきましたが、実はこれが理解できれば、ステータス変化の基礎はマスターです。

実際にゲームを実行して、ダメージ量に変化が起こるか確認してみて下さい。
(0=普通、1=強い、2=弱い)

ステータス変化に必要なもの

ここまでの内容でいちばん大切な考え方は、ステータス(普通・強い・弱い)を変数で管理することです。

もう一度おさらいしてみます。

0キー、1キー、2キーを押すことで、変数の値(パワー)が変わります。

「パワーの変数」の値を条件判断の材料に使用し、イヌのコードで判別することで、ダメージ量(HPの変数)を変化させます。

どうでしょう?
理解出来てきた気がしませんか?(*^▽^*)?

コードのアレンジ方法

ここまでの考え方が理解できれば、後は自分の作成するゲームで様々なアレンジを加えてみて下さい。

アレンジ方法は簡単です。
変数を切り替えるキッカケを変えるだけで色々な応用が可能になります。

例えば、アイテムに触れたらステータスが変化するような場合、このように設定することも可能です。
(新しいプロジェクトで作成しています)

キャラクターのコード

パワーアップアイテムのコード

パワーダウンアイテムのコード

実際のゲームは以下を実行してください。
(少し待っていると勝手にアイテムが降ってきます)

まとめ

「パワーアップ」と「パワーダウン」を切り替える方法や「キッカケに応じてステータスを変化させる」アレンジ方法について書きました。

今回の内容が少し難しいという場合は、記事を読み直しながら同じようなゲームをたくさん作ってみることで、きっと理解できるようになるはずです。

大切なのは「変数」と「変数を切り替えるキッカケ」です。

今回の内容を理解出来た時、きっと、もっとおもしろいゲームが作れるようになるはずですので、ぜひ頑張ってみてください(‘◇’)ゞ

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