
一家に一台は必ずあると言ってもいい家電のひとつ「電子レンジ」。
この記事では電子レンジの基本機能をプログラミングしつつ、アニメーション演出を加えながら作成していきますので、ぜひ一緒に取り組んでみてください。
電子レンジの基本機能

初めからたくさんの機能を作るのは大変なので、まずは以下の基本機能を満たすものを作成していきます。
- 扉を開ける・閉じる
- 温め時間を設定
- タイマー(カウントダウン)の設定
- 温め完了の演出(チンという音)

記事を読み進める前に、まずは自分の力で作成を頑張ってみましょう。
スプライトを用意
Scratch星人と必ず同じように作る必要はないですが、紹介します。
レンジ
コスチュームは4つ用意しました。




「取っ手」と「スタートボタン」


レンジのイラストに合うように手描きモードで作成しました。
効果音用
なくてもいいですが、効果音用として、空のスプライトを用意しました。
音は(止めたいタイミングで止まらないなど)扱いが難しい場合があるので、スプライトを分けて管理するのはおすすめの方法です。
プログラムを設定
取っ手のスクリプト

「開ける」はレンジ本体に送ります。
その後は不要なので隠すのをお忘れなく。
スタートボタンのスクリプト

「スタート」はレンジから送られてきて、「温め演出」をレンジに返してあげます。
レンジのスクリプト

初期設定です。
「温め時間」はカウントダウン用、「タイマー」は温め中を管理するための変数です。

取っ手がクリックされたら「開ける」が送られてきます。
温めの秒数を入力されたら、扉を閉じて、スタートボタンに「スタート」を送ります。

スタートボタンが押されたら、「温め演出」が送られてきます。
このプログラムがレンジのキモとなる部分ですね。
タイマー変数の「T(温め中)」と「F(温め中以外)」は真偽値です。
真偽値の詳細はこちら↓
効果音用のスクリプト

温め効果音は、終わるまで鳴らす設定になっていますが、「スプライトの他のスクリプトを止める」のおかげで、タイマーが0になった瞬間に停止することができます。
まとめ
電子レンジのプログラムを作成してみました。
「簡単な内容だった!」と思ったあなたはチャンスです。
ぜひ、その他の機能(解凍やオーブンなど)や、アニメーション、効果音などを追加・改良して、より素晴らしい作品に仕上げてみて下さい。
モノの仕組みを理解して、実際にプログラムで作成することは、必ずスキルアップに繋がる手段のひとつです。
今後も、身の回りのものをプログラミングする方法を紹介しますのでお楽しみに(*^▽^*)
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